Beoplay E8レビュー!匠が織りなす機能について語る
そうや!これが「機能美」ってやつやで!
チャンダイ
こんにちは、チャンダイです。
B&O PLAY初の完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay E8」を購入して、1ヶ月半が経ちました。
僕は普段あまりイヤホンを使わないのですが、Beoplay E8を購入してからというもの、ほぼ毎日使うようになりました。
僕に新しい世界を見せてくれた「Beoplay E8」。
前回はその「美しすぎるデザイン」をお伝えしました。
今回はBeoplay E8の「匠が織りなす機能」をご紹介したいと思います。
匠が織りなす機能
機能美の極み、「タッチセンサー」
Beoplay E8には物理ボタンがありません。本体の操作は全て左右それぞれにあるロゴ部分をタッチして操作します。
そうです、「タッチセンサー」です。
もう何年前だったか定かではありませんが、僕の人生初めてのタッチ操作は「Nintendo DS」だったように思います。タッチペンで画面を操作する感動、今でも忘れません……。
今となってはスマホを始めとしてごくごく一般的になったタッチ操作ですが、Beoplay E8にも採用されています。
物理ボタンがないことにより、デザインとして美しいだけでなく、タップの組み合わせでさまざまなジェスチャーを可能にしています。
本体操作一覧表
Left(左) | Right(右) | |
再生/一時停止 | ー | 1回タップ |
次の曲 | ー | 2回タップ (音楽再生中) |
前の曲 | 2回タップ (音楽再生中) | ー |
ボリューム | ボリュームダウン 長押し (音楽再生中) | ボリュームアップ 長押し (音楽再生中) |
Transparency | 1回タップ (音楽再生中) | ー |
音声アシスタント | ー | 3回タップ |
電話応答 | 左右どちらかを1回タップ | |
電話拒否 | 左右どちらかを5秒長押し | |
電話切断 | 左右どちらかを2回タップ |
タッチ感度はどうなの?
- 使えない
- 敏感すぎてポケットの中で勝手にボリュームが上がっていた
などネガティブな意見も見られますが、僕はそうは思いませんでした。
確かに、スマホとは少し違ったクセがあります。
ボリューム調整が「センサーの長押し」なので、ポケットへの入れ方によっては勝手に音量が上がってしまうこともあるでしょう。
でも少しの慣れとコツをつかめば、タッチセンサーはとっても便利です。
- イヤホンを持つ時はフチをつかむ
- 強く押し込む必要はない
- 指の腹でしっかりと「ロゴ」部分をタップ
- 2タップ、3タップは「トントン」とリズミカルに
特に、2タップ以上の操作は慣れが必要でした。
はじめはゆっくりめにタップしていたのですが、意外とスマホと同じ感覚でリズミカルに「トントン」とタップした方が反応が良いです。
またツメでは反応しないので、しっかり指の腹でタップしましょう。
ペアリングは最初だけ!次からは自動接続!
デバイスとのペアリングは初めて接続する時だけです。
イヤホンとデバイスを近づけて、左右のロゴ部分を同時に5秒間ほどタッチしつづけます。
するとイヤホン右側のLEDが青色に点灯し、ペアリングできたことを教えてくれます。
また、耳に装着した状態でペアリングすると、「ポンポン」という音でペアリング完了を教えてくれます。
Beoplay E8は複数のデバイス間のペアリング切り替えも簡単です。
【詳しくはこの記事を読んでね↓】
ケースを開ければ電源オン、ではないけれど…
Beoplay E8の電源は、イヤホン右側をワンタップすることでONにできます。
充電ケースを開ければ自動でオンになるわけではないですが、右イヤホンのワンタップは耳に装着する時に一緒に操作できるので、特に不便さは感じません。
外部音取り込み「Transparencyモード」
これがまたよくできてるんですよ! Beoplay E8は「カナル型」と呼ばれるタイプのイヤホンです。ようは「耳栓」です。
耳栓のようにしっかりと耳の奥まで押し込むことで、外部からの音を防ぎ、その遮音性の高さによって音質を向上させます。
これにより、外部への「音漏れ」も軽減できます。
「音質」という点でこの「遮音性」は超重要です。
でも外で使うという点において、カナル型イヤホンの高い遮音性は逆に致命的な欠点にもなってしまいます。
外部の音がほとんど聞こえず、外で使うのは非常に危険ということです。Beoplay E8はこの点についてもちゃんと解決策を用意してくれました。
それが、マイクで外部の音を拾い、イヤホンから再生する「Transparencyモード」です。
再生中に左イヤホンのワンタップでON/OFFが可能です。
3段階に調整可能!
さらにこの「Transparencyモード」、無料の「Beoplay」アプリを使えば、再生中の音楽と外部音の割合を3段階に調整できるのです。
AMBIENT | 音楽が無音になり、外部音のみ聞こえる |
SOCIAL | 音楽は小さく、外部音は大きめで同時に聞こえる |
COMMUTING | 音楽は大きく、外部音は小さめで同時に聞こえる |
ちなみに、僕の使い方はこうです。
- 家やカフェなど → Transparencyなし
- 徒歩移動中 → COMMUTING(音楽>外部音)
- 駅のホームなどで案内放送を聞く時 → SOCIAL(外部音<音楽)
- しっかりと外部音を聞きたい場合 → AMBIENT(外部音のみ)
- レジなどちょっとした会話が必要な時 → 左イヤホンを外す
「AMBIENT」にすれば相手の声もはっきりと聞こえるので、イヤホンをつけたまま会話もできます。
ただ、僕はイヤホンをしながらの会話は相手に失礼だと思うので、会話する時はせめて左耳からはイヤホンを外すようにしています。
この「Beoplay」アプリでは「Transparencyモード」の調整以外にも「直感的なイコライジング」で音質を好みに変更することができます。
このイコライジングがまた秀逸で、僕のイヤホンの使い方を大きく変えてくれました!アプリに関してはまた次回、詳しくご紹介しますね!
外部音の音質は、まあまあ
しっかりと外部音が聞こえるので移動中も安心ですが、外部音の音質は良くも悪くも「マイクで拾ってきた音だな」とあきらかにわかります。
それでも、Beoplay E8は遮音性がとても高く、たとえ音楽を再生していなくても外部の音はほとんど聞こえなくなる(耳元でドライヤーをかけてもどこか遠くで聞こる感じ)ので、この「Transparencyモード」は必須機能と言えます。
また、音の方向までは拾えないようなので、道路を渡る場合など油断せず、注意してくださいね。
クラフトマンシップ息づく「本革充電ケース」
この充電ケースも本当に良く作り込まれています。
手のひらに収まるほど小さくて軽いのに、なんと本体2回分(8時間再生分)の充電もできるのです!
本体の4時間再生と合わせて、満充電状態では12時間分の再生が可能です。
マグネットで気持ちよく収まる
本体収納部分にはマグネットが搭載されており、イヤホン本体を近づけると、「カチッ」と気持ちよく収まります。
大きめイヤーピースも入る親切設計
また、イヤーピース収納部はゆとりのある設計なので、付属以外の大きなイヤーピースをつけたままでも収納できます。
これもユーザーの使い勝手が考慮された素晴らしい心遣いだと思います。
充電状態もちゃんとわかる
本体を収納すると、開閉部の中心にあるLEDがオレンジ色に点滅して充電がはじまったことを教えてくれます。
本体の充電が完了すると緑色になり、やがて消灯します。
また、本体の充電状態は背面のLEDで確認できます。
白いLEDランプが2つあり、充電中は点滅、充電が完了すると点灯した状態になります。
ランプひとつが、本体1回分の充電ができることを表しています。
見た目のデザインだけでなく、ちゃんと使い勝手も考慮された機能美を感じます。
まとめ
Beoplay E8、超かっこいいです。
でも、そのかっこいいデザインにはきちんとユーザーの使い勝手が考慮されています。
まさに「機能美」です。
もし今、あなたがワイヤレスイヤホンをお探しであれば、「Beoplay E8」をぜひ候補に入れてあげてください。